キン肉マン 週プレ最新作 第333話 「魔界沼に沈みゆく神!!」の巻 感想(ストーリーあらすじネタバレ含む)レビュー
なんだ、このサブタイトルだと早くもナチュラルが魔界沼でサタンクロスに敗れるみたいな意味にとれるが。
ちょっと早くねーか?
とりあえずナチュラルは底なし沼にハマって沈み始める。
サタンクロスはその頭をかつてロビンマスクがアトランティスにヤッたように足で踏みつけまくる。
サタンクロスは4本の足でそれをヤる「ロデオダンスストンピング」という技だ。
ナチュラルはそこそこ効いているようだが、すぐに足のディフェンドスーツみてーなのを忍者(ザ・ニンジャじゃなくて忍びの方ね)の水蜘蛛みてーにして水上に勃立つ「ナチュラルニーシールド」。
そして前回サタンクロスにチョークスラムを決めた手の甲の部分のディフェンドスーツみてーなのがこんどは鋭く尖りそれで寄生虫の顔面をモロに切り裂く「ナチュラルフェイススパナ―」。
寄生虫早くも顔を横に真一文字に切り裂かれたが大丈夫なのか?
とにかくこのディフェンドスーツみてーなのはちょっと反則だな。
アリステラのオメガハンド並みに便利すぎる。
神のくせに道具に頼っていいのか?
サタンクロスはもう心が折れたのか魔界沼のミラクルシーツの回収をおっぱじめる。
いちいち「シーツ回収!」とか言う必要あるんだろうか(笑)
そもそも得意技を出すときは必ず技名を言いながら放つ漫画だからね。
格闘バトルものの漫画はすべてに言えるけど。
ナチュラルは頭部にある2本の松明みてーなのから炎を噴射してその魔界沼シーツを燃やしてしまう。
さらにサタンクロスの首をヘッドロック、寄生虫の頭を都合よく器用に首四の字に捕らえて巻き投げで体重を乗せてマットに叩きつける。
ナチュラルの重い体重と遠心力が加わりこれはかなり効いたようでサタンクロスはまた吐血。
ナチュラルはマウントを取って上から顔面にハンマーを叩き落としまくる。
殴りながら超神と超人の違いは“完全”と“不完全”の違いだとか、超人の心には常に何か欠けているとか、常時不安におびえ勝利を求め無駄に敗者を生み続けるとか、この未熟さは永遠に解消できないなど言いたい放題。
そしてこの世に真の安寧をもたらすために“勝利という名の呪い”に取りつかれた超人どもをせん滅するために調和の神に賛同したとのこと。
う~ん「安寧」を名乗るのに自分の意に染まない対象を絶滅させるなんてやはり肩書と性格が矛盾しているんでは?
しかも相手の二人称が「うぬ」ってラオウかよ(笑)
サタンクロスはボコボコに殴られマスクが変形しちまうほど。
だが「勝利のための呪いか。この一戦に関してはその通りだ。いくら卑怯だ姑息だと罵られようが、何だってヤッてやる!」と悲壮な表情で目に力が入る。
そもそもサタンクロスのこんな悲壮な姿王位争奪編ではほとんど見ることがなかっただけにそれだけナチュラルが強いということが際立つ。
特にニンジャ戦とアシュラマン戦なんて終始余裕の姿だったからな。
それがこんなにヤられて悲壮な姿に。
あなおそろし。
サタンクロスはマウントを取られていたが、ブリッジで相手を上空に跳ね飛ばし脱出する。
人間の格闘家もブリッジでマウントから脱出できればいいんだけど、現実的には無理だろうね。
そしてサタンクロスは2人に分離してやるのは早くも“あの技”か?
次ページに進むと案の定「昇技・トライアングルドリーマー」が決まる。
これもディフェンドスーツとかミートが魔界沼に落ちるとかなけりゃ破られたことがない最強技とも言えるし、オメガカタストロフドロップほどのインパクトはないにしてもパーフェクトな技である。
破られまくりで誰も倒していないのに「三代奥義の1つ」扱いされてるマッスルインフェルノとは大違い。
しかしナチュラルは胸を真っ二つに引き裂かれることもなく全く涼しい顔で「勝利のみを追求したその戦いぶり、まさに我の嫌悪する超人の生きざまそのものよ」と言って足のクラッチを怪力で外しちまう。
バケモンかこいつは!
しかも「安寧」の神のくせに他者を「嫌悪する」とか言っちゃっていいの?
安寧を標榜するなら博愛主義的性格じゃなきゃダメでしょ。
少しはキリスト様を見習ったらどうなんだ?
右の頬を打たれたら左の頬を差し出しなさい。
そして2体のサタンクロスを両腕で鉢合わせにして叩き付けるナチュラル。
言ってしまえば「1人地獄のコンビネーション」って感じ?
ナチュラルのとんでもない強さばかりが際立ち今回は終わり。
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小学生当時のこのオレをトラウマに追い込んで3日ほど飯が食えなくなったほどの残虐技「トライアングル・ドリーマー」がこんな簡単に破られちまうとは。
あのザ・ニンジャが胸を引き裂かれる様が妙に生々しくて強烈に脳裏に刻まれたんだよね。
ウルフマンのデビルトムボーイの方が死に方としてはエグかったんだけど、寧ろトライアングルドリーマーの方が痛々しく見えたというか。
あとは大阪城の地下で三島由紀夫並みの割腹自殺を遂げ、釣り天井で蜂の巣になって息絶えたアシュラマンもちょっとトラウマだったし。
そういやサタンクロスが闘ってんだからアシュラマン絡んでこねーのかな?
悪魔超人が正義超人のために自分の命を捨てて助けるとか今のアシュラマンの性格じゃ絶対にありえない話だ。
とにかく強すぎるナチュラル。
風貌といいなんとなく閻魔様のような風格も感じるしこんなのどうやって倒すんだか。
このシリーズはどの敵もラスボス級の強さとして描かれるだろうからフィニッシュを考えるのはゆでたまご先生も苦労するだろうね。
完璧超人始祖ですら半分以上は結局そこらの悪役程度の強さだったわけだ。
だが超神は全員が上位の始祖クラスの強さと考えられる。
ガンマンやサイコマンクラスより上ってとこか。
キン肉マン 週プレ最新作 第333話 「魔界沼に沈みゆく神!!」の巻 感想(ストーリーあらすじネタバレ含む)レビューは以上。
次回は1月4日発売です。