キン肉マン 47話 疾風怒涛の空中殺法!!の巻 感想

キン肉マン最新作第47話「疾風怒涛の空中殺法!!の巻」の感想(あらすじネタバレ含む)です
ま~た更新が一週間ギリギリ遅れになっちまったな・・・
でも・・・次回作は1月7日まで待たなきゃいけない
だったら少しズラしたほうが良いだろ?
少し横にズラしてそのまま・・・みたいなね?
さて、前回のラストでかな~りもったいぶった登場を用意された正義超人・ペンタゴン
やっぱり属性はゆでたまご先生の中では今でも正義超人という認識なのね
じゃあ何で正義と悪魔が組んでるんだという話にもなる
悪魔側からすれば正義の手を借りるなどプライドというか「悪魔超人の矜持」が許さないのでは
ちょっとこのペンタゴンの位置づけとか、そもそもブラックホールとの出会いなど謎が多い
それは脇においといて
横にズラして
で、ジャック・チーは早速ペンタゴンにもダブルボイリングショットを発射します
(自称)完璧超人は、誰であってもリングに上がった奴は倒すというのが矜持らしいです
口先だけはいつも立派な完璧超人軍です
しかし、ペンタゴンは両方の翼を強烈に煽る「エンジェルウイングクローズ」で熱湯を逆流させます
逆流して跳ね返ってきたボイリングショットがジャックの顔面にぶちまけられジャックは顔面大火傷
でもあんなに強烈な風で煽ったらちょっとは熱湯冷めてるんじゃないのかな?
しかし顔面に熱湯をくらいカッとなって冷静さを失ったジャック
ペンタゴンを捕まえようとしますがペンタゴンは身軽にかわしてつかまりません
ジャックはついにハァハァ言い出しスタミナが切れ焦りの表情に
いよいよ敗北フラグが濃厚になってきました
そしてPちゃんは颯爽とコーナーのトップに立つ
そしてウォーズマン戦でも見せたミサイルキックの乱れ撃ちである「スペースシャトル」を敢行
これウォーズマン戦でも結構効いてたんですよね
たまりません
さらにPちゃんは「スペースファルコン」というカンガルーキックで下からアゴを強烈に両足で蹴り上げてジャックを完全ダウンさせちまいます
ここまでで「おぉ・・・つ、強いぞペンタゴン・・・」とほとんどの読者が思う展開
しかしジャックはペンタゴンのスキを突いて水流の勢いも利して背後から突進し、
Pの体を捉えフェイバリッドの「“完流”フォーセットクラッシャー」に捉えます
ここで出ましたお待ちかねのクロノスチェンジ!!
ザ・ニンジャの「順逆自在の術」の上位互換とも言えるチート技がここで炸裂!!
逆にジャックをフォーセットクラッシャーでマットに叩き付けちまいます
ここまで読んで、ほとんどの読者が「つ、強い・・・というかペンタゴンってこんな強かったっけ?」と思う展開
いや、それどころか「あれ?ペンタゴンってザコじゃなかった?」とか
「タイルとか知恵の輪とか便器とかあの変と同レベルのキワモノ超人じゃなかった?」とか
「アフリカ代表のキンターマンというネーミングはどーよ?」とか・・・
様々な感想を心に抱いたと思う
ちなみにオレも「あれ?Pちゃんってここまで強いのか?」派
しかし話はどんどん進みます(笑)
Pは「おっと、コイツをキメるまではお前にオネンネされちゃ困るんだ」とジャックを抱えてジャンプ
そしてブラックホールのキメ技であるフォーディメンション・キルの体勢に
そして「さぁ、私の仕事はここまで。あとはキミがやるんだ!」とまるで友達みたいな声をかけるP
それに呼応して元の姿を現すBH
つまりフォーディメンションキルの最中でペンタゴンからブラックホールに戻っちまった展開です
いくらなんでもムチャクチャだこれは
そしてそのままフォーディメンションキルでジャックを叩きつけます
その直後にBHの顔面の穴から「何か」(Pだろうけど)が抜け出ていきました
そしてジャックは「ジャガアウ」という何ともアレな断末魔の叫びと共に吐血します
これを見てミスジャッジは許されないと慎重だった委員長が「これは勝負あった」とゴングを乱打
なんと悪魔超人のブラックホールが完璧超人相手に2連戦2連勝というとんでもないプッシュです!
さすがにこれはあからさまな2対1の試合でちょっと実力とは言い難いですが・・・
BHやPちゃんをプッシュするのはやっぱり描きやすいからというのもあるのかな(笑)
逆に描くのがめんどくさそうなクラッシュマン、マーベラス、ジャック・チーは皆ことごとく敗北(笑)
ジャックはフラフラになりながら立ち上がっていよいよ完璧超人恒例の「ハラキリ」の儀式です
しかしBHは「悪魔超人は敵対超人の自害は許さない!誇りとやらを打ち砕くためにもトドメは悪魔が刺す」とダルメシマンの首を跳ねた赤き死のマントを狙います
なんでこれ試合中に出さないで「試合後限定」の技なんだ
まーマントつけたまま試合なんてできないか
しかしジャックは全身ひび割れその亀裂から水流が噴出し始めている
そして自ら掘り当てた間欠泉の上に立つ
するとなぜか五体がバラバラになっちまいます
BHもなぜかジャックの死を悲しむかのように「ジャック・チー!」と叫びます
今週(本年)はここで終り
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しかしこれでもう完璧超人は完全に「完璧」という呼称が胡散臭くなっちまいました
ちょっと敵が弱すぎて緊迫感が落ちてきちまいましたね
こっち側は誰も死なないし
ただこのブラックホールの過剰プッシュと生存の煽りは誰かが受けないといけないでしょう
そうなると次のスプリングマンが勝つのはもう至難の業では?
ブラックホールを2度も勝たせてスプリングマンは1度も勝たせずあっさり退場させるのもどうかなぁ
どーせジャックはバラバラになって死ぬならそれこそデビルトムボーイで粉砕してほしかった
それなら試合後の自害も阻止できるし一石二鳥だし
グリムリパーじゃ細すぎて絞めつけてもあんまり効果なさそうでバラバラになるシーンが想像できない
対戦カードが決まった時点でこの流れは想像できた部分ではありますけどね
それかいっそのこともうこのピラミッドでは正義・悪魔側が全勝する流れにしたいのかな
でもさすがにネメシスだけは負ける所が想像つきにくいけど
とりあえずターボメンも負けるのはほぼ確実っぽいし
勝ちそうなのはネメシスとグリムリバーくらい?
ポーラマンはビミョー
しかも対戦相手は結局年内にリングに到達できなかったし
ホワイトベアーベアークローの「熊対決」か
思いいれのあるキャラや人気キャラを無難に勝たせることも大事かもしれないけど、
敵が弱すぎたり味方側に犠牲が全く出ないと途端に緊迫感が落ちてしまう
なんかもう旧作ファンを満足させるだけの「思い出超人プレゼンショー」みたいになってきているなぁ
正直パワーバランスを考慮するなら悪魔超人は全滅でも良かったくらいだし
それだけにこのBHの2連勝はなんか複雑な心境ですね
逆にペンタゴンはかなり魅力的な超人に変貌していました
何度も言うけど残虐時代のそれこそ「リアル完璧超人」だったウォーズマンをかなり苦戦させてるんです
マジであのシリーズのウォーズマンはボスキャラ補正もあり文字通り「完璧」な強さでしたね
相手の次の攻撃を読む能力とか
そのウォーズマンを結構苦戦させたのがペンタゴンでした
でも顔面をベアークローでエグられたイメージからほとんどその前の「善戦」部分を忘れられてしまっている
そして超人タッグ編ではキン肉マンに「ザコ」呼ばわり(笑)
でも今回のペンタゴンはたかが70万パワーの超人とは思えないほどの活躍ぶりでしたね
一瞬の乱入で一気に得意技決めただけの形ですから真っ向から最初から戦えばどうなったかはわからないけど
でもクロノスチェンジが実に効果的な場面で決まりましたからね
フェイバリッドの場面であれやられたら逆に強力なフェイバリッドを持つ超人には諸刃の剣ですね
7000万マッスルスパークにクロノスチェンジとか!
Ω・カタストロフドロップにクロノスチェンジとか!!
カルロストシキアンドオメガトライブとか!!!
ジ・オメガマンは超人強度8600万パワー
ペンタゴンは超人強度70万パワー
8600万パワーが70万パワーに負けてしまうなんて・・・ステキだね??
さらにペンタゴンには「ストップ・ザ・タイム」という相手の動き(相手限定の時)を止めてしまうDIOのスタンド「ザ・ワールド」に匹敵するチート能力もあるんです
今回はそれを使うことなくBHの穴から去っていってしまいましたが
今後PちゃんはBHと「2人で1人」的な超人として闘っていくんでしょうか?
「合体超人」シリーズの元祖となるのかな?
ただあの描写見てるとウルフマンやメイビアはもちろん、
アイドル超人呼ばわりされてるジェロニモよりもペンタゴンの方が強く見えてしまった
ますますジェロニモの存在価値が薄れてきてしまいましたね
それまでペンタゴンなんてカナ・スペやスカイマンらと同等レベルの超人という認識しかあまりなかったし
フランス代表のルピーンとかアフリカ代表のキンターマンとかよりは格上かもしれないけど
「LUPIN」と表記するからルピーンとか
名前が金玉だからアニメ放送コードに引っかかり原作ではさらに勃起力だけで1tの怪獣を持ち上げる巨根の持ち主とか
とりあえず敵(完璧超人)が弱すぎます
なんか全然ハラハラしません
これなら将軍さっさと出して悪魔騎士も復活させて、
バッファローメンやアシュラマンも悪魔側に取り込んで、
正義VS悪魔の流れにした方が盛り上がるんじゃないの?って話になってきます
ただもうアシュラマンを正義側の超人と戦わせるのはⅡ世でやってしまっているから、
今更感出てしまうかなぁ
バッファローマンもタッグとは言え敵対して結局戦ってるし
とにかくいかんせん敵(完璧超人)が弱すぎます
好きな超人であるスプリングマンが死んだりデビルトムボーイが不発に終るのはつまらんけど、
でもいい加減完璧側が勝たないと危機感がまるでない「ゆる~いマンガ」になってきちまいます
ぶっちゃけスプリングマンが負けたってそれでもまだ完璧側が弱いという事実が変わらないのが腹立つが
いっそターボメンがバッファローメンを食って2連勝というブラックホールに匹敵するプッシュでもないと
ただ、ジャックは思ったより強い超人だったしちょっと扱いが不憫でしたね
こんなあからさまな乱入でガーッと攻められて一気に負けてしまったようなもんだし
実力じゃ完全に勝ってましたからね
完全に2対1のハンディキャップマッチになってしまってました
死に様もダルメシみたいに無様に首を跳ねられる事もなく、
「自害さえすればいくら負けても良い」的主義なネメシスに「さっさと自害せぃ」と催促される事もなく、
自分自身で見事に散って果てたし「敵ながら見事な漢」と言える超人でしたね
とりあえず武道の存在や正体も気になるし、黒幕やまだ「本体」などがいるなら強いの出てきてほしいですね
ちょっと正義・悪魔側勝ちすぎです
その煽りでロビンマスク、スプリングマンは敗戦濃厚でウォーズマンも微妙な所ですが
とりあえず新年・新春の最初の作品に期待しましょうか
スプリングマンに鳥取砂丘とくればウルフマンが何らかで登場したりするかもしれない
今回のPちゃんみたいにまた助太刀キャラかな?
「おぬしを倒すのはワシでごわす」的な感情で
「居反り投げドスコーイ!」とか言ってさ
キン肉マン最新作第47話「疾風怒涛の空中殺法!!の巻」の感想(あらすじネタバレ含む)でした
次回は年明け1月7日発売です

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