キン肉マン 59話 “超人”のルーツ!!の巻 感想

キン肉マン最新作第59話「“超人”のルーツ!!」の巻 感想(あらすじネタバレ含む)です
予想通りネメシスのおしゃべり大会に1話割いた今回
しかし思ったより濃厚なストーリーではありました
この作品には珍しく(失礼)深いストーリーでもあったし
たまりません
ネメシスは「ロビンよお前は天は超人の上に超人を作らず」と言ったな?と問う
ロビンは「あぁそうだこのヤロー!ありがとうコノヤロー!」的にファイティングポーズでいきり立つ
ファイティングポーズと言えばファイティング・コンピューターがまた「空気」になってきました
やっと久々登場したってのにね・・・
それならまだ「巨大モグラ」のままでいたほうが・・・
そしてネメシスは人差し指を立ててチッチッチッとやり、
太古の昔に天は超人の上に超人を作ったんだとぶちまけます
その「上の超人」が完璧超人のルーツだと言うことです
ルーツルーツってさ・・・
缶コーヒーじゃないんだから・・・
完璧超人は太古の昔に神によって選別された崇高なる種族の末裔
その他超人達はその選別によって排除された棄民達の末裔だと主張するネメちゃん
しかし「超人博士」ロビンマスクは大英図書館(?)で現存する古文書にほぼ目を通したと主張
そしてそんな事を記述している古文書はどこにもなかったぞコノヤロー的に反論
しかし現存する古文書全てに目を通すってそれだけで膨大な時間が必要な気がするが・・・
だがネメシスは歴史などと言うものは時の権力者の思うがままに「捏造」されちまうもんだとある意味人間社会でも通用する「真理」を述べちまいます
実際、時の権力者に闇と葬られた「真実の歴史」も星の数ほどあるでしょうねぇ・・・
そしてついにネメシスは完璧超人誕生のストーリーを語り始めます
「まんがはじめて物語」みてーなもんか
その昔神話の時代・・・まだ正義も悪魔も完璧もない国境も戦争もない時代に神は超人達を作り出した
どうやらまだ恐竜が元気にノコノコ歩いてた時代のようですね
その頃は超人達も協力し合って進化し「文化」が形成され始めてきていました
しかしそれも長くは続きません
徐々にそれまで一枚岩だった超人達の間に争いや憎悪の感情が芽生えます
理由は力のある者が富を独占し、力の弱い者は得られないという格差と貧富の差が生まれたわけです
そして階級や権力、そして差別が生じました
これって人間社会も全く同じ歴史を辿ってますよね
そしてそれは今も現在進行形で続いてるわけで・・・
結局全ての犯罪も暴力も戦争も突き詰めれば格差や貧富の差から生まれてきているわけで
超人の世界も同じようでその状況が慢心・おごり・嫉妬・怨嗟といった負の感情を大きくさせ、
超人達の間で殺戮の争いが始ったわけです
超人界の世界大戦とでも言うべきものでしょうか
人間だって同じです
嫉妬や怨嗟や憎悪の感情など全ては人生に満足できない・不満が多いと抱いてしまう感情なんです
他人にキツく当たる人間は自分の生活にも精神にも余裕がない事を口で語らなくても現しています
「金持ち喧嘩せず」ってやつです
超人界の「世界大戦」の模様も描かれました
右腕が強大な丸鋸になっている超人は相手の胴体を真っ二つ
足の先端が鋭利な刃物になっている超人はソバットで相手のどてっ腹を刺し貫きます
その後ろでは・・・
なんと昔懐かし読者投稿超人のままで終わったもののなぜか有名な「ハンマーヘッド」が初登場!!
頭のハンマーで相手の超人の頭蓋骨(おそらく)を陥没か粉砕していますねこれは
「そのまんま」って感じの攻撃方法です
この超人って何でこんな有名なんだろう
確かキン消しもあったはず・・・
でも作中では読者投稿超人の紹介でスクリューキッドとかケンダマンと一緒に紹介されただけで・・・
本編に登場していない超人まで消しゴムとして商品化してしまうのはどうなのか・・・
まーキン消しは特定の超人を選んで買うものではないから“グレーゾーン”な商法ではありますけどね
そういやスクリューキッドもケンダマンも完璧超人なんだよね・・・
聖闘士星矢のライオネット蛮の「やった初セリフ」に匹敵するほどのハンマーヘッドの雄姿です
あのハンマー攻撃もライオネット・ボンバーもどっちも「そのまんま」な技なのが共通してる
ちなみにパチンコの聖闘士星矢だとこのセリフが出たらプレミアです(笑)
たまりません
さらにハンマーヘッドの後ろにはジャンクマンの祖先みたいなのが相手をクラッシュしてますね
いやこれはプレスしてると表現したほうが良いかな
クラッシュマンの祖先というよりはジャンクマンの祖先っぽいですねぇ
そんなこんなで地獄絵図となっちまった超人界
人間界で言えば猿の惑星状態ってとこですかね
キレた超人の神達は「もう全員消しちゃおう」と神とは思えない極端すぎる発想
なんと全宇宙にカピラリア七光線を放射して超人を絶滅させちまうというトンデモ発想が賛成多数で可決!
自民党も真っ青の強引可決ぶりです
カピラリア七光線と言えばプリズマンです
ってことはそれを操れるプリズマンは神の域の超人ってことでしょうか?
そして散々カピラリア七光線を浴びても死ななかったラーメンマンのタフネスもすさまじいものがあります
すると異常すぎるほどゴツい一人の神が「ちょっとそれはあんまりじゃねぇのか?」と胃を唱えます
人体実験に失敗したから「処分」するなんて神のやることかと主張
皆が殺し合いを楽しむ殺人マシーンと化したと思われた超人界にも正しい志を持った見所のある超人達もいると指摘します
そしてそいつらだけは助けてやれと主張
他の神たちは「だがそいつらがまた同じ事したらどうすんだコノヤロー」的に噛み付きます
するとそのやたらゴツい体の神は「だったら神の座を捨てて一超人として生きる」とまで言い切ります
「お前ほどの(ゴツい)神がなぜそれほどまでに・・・」と驚く一同
するとそのやたらゴツい神は「グロロロ~」とどこかで聞いたようなうめき声を挙げます
そして「神とは常に完璧な者。だが超人という失敗作を造ってしまった時点で自分はもう神じゃない」と主張
そして自ら模範となり美しい超人界の再興の為に選別した超人達をさらに厳しく鍛え上げ、
そしてさらに選別を繰り返し洗練させて、
奴らを作り出したことが失敗ではなかったとお前達にも自分自身にもわからせてやるとブチ上げます!
その決意表明を聞いた神の首領(ドン)みたいなフード被った奴が「あいわかった」と
だが賛成多数で自民党並みに強引に採決した全宇宙カピラリアまみれ計画は変更できないと
カピラリア“七”光線だけに7日後に全宇宙に照射するとのこと
なんかM87光線みたいなネーミングだねこれって
ゾフィー・・・
だが、特別に天と地の狭間に特別な次元空間を造るからそん中に救いたい超人達を非難させろとのこと
超人用核シェルターってことですね
天には星・・・大地に花・・・
Shinobi ’88
歌ってるのはキン肉マンの各主題歌を担当していた串田アキラ兄貴・・・
と、言うわけで「グロロロ~」と鳴くやたらゴツい元神の超人が選別した超人達を除いて宇宙中の超人がカピラリア七光線で死滅しましたとさ・・・おしまい
・・・って感じでネメシスの長い長~い昔話は終わります
とんだ「まんがはじめて物語」でしたね
たまりません
ミートは「それなら僕らを下等呼ばわりして見下すのも無理はない」と言いますが・・・
だがこのピラミッドリングで完璧側が全員死んで全敗状態なのは事実
やっぱり下等呼ばわりできる立場じゃないだろうというのがオレの主張・・・
で、キン肉マンがだったらここでこうして生き残ってるボク達はなぁに?的に疑問を呈します
それに呼応して「それをどう説明するつもりだぁ~!」とネメシスに突進する感化されやすいロビンマスク
まるでマリポーサ戦でテリーマンが発した「キン肉マンがハングリー」説に感化された時のようです
だがネメシスは「そこが問題なのだ!」と結構エグそうなカウンターの顔面ドロップキックで迎撃
しかもそのままアゴを蹴り上げて上空に一緒に舞い上がるめちゃくちゃ無理のある「物理的に可能なのか?」なムーブに移行
そして「お前達の祖先は本来絶滅したはずなんだ。だがあの審判の日から数万年後どういうわけか地上で我ら完璧超人以外の超人達が再び現れ活動し始めたー!」とギャーギャーわめきながら初披露する大技「ネメシス・ドライバー」の体制に入ります
ロビンのアゴを踏みつけながらロビンの両足だけ両腕でロックして落下して叩きつける技のようで
なんだかロックが甘くて簡単に脱出できそうな違和感を大いにかもしだしながら今回は終わり
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「グロロロ~」ってやっぱりあれはストロング・ザ・武道っすよね?
武道の格好はネプチューン・キングも「オーバーボディ」でしたしあの中身が「元(ゴツイ)神」ってことね
これでカレクックや便器マンを人間にしたりと妙な力があることに説明がついた
嶋田先生はあの時点から武道の中身は元超人の神だと考えていたのかな?
なんせ序盤も序盤であんな能力出したもんね・・・
それにしてもこのネメシスドライバー・・・
なんかちょっとアゴをそらせれば簡単に脱出できそうで全然「脱出不可能」感がない・・・
TKO木下みたいにアゴをそらしてアゴをなくしたりすればさ・・・
そもそも魔雲天みたいにアゴがない超人相手にはどうする気なんだろうこの技・・・
逆にスプリングマンみたいにアゴがやたら長い超人にはガッツリ決まりそうだね
とりあえず武道の正体とそのゴツさが良くわかったストーリーでしたね
ハンマーヘッドやプリズマン(の光線)の「ちょっとだけ再登場」も嬉しい限りでした
あとは正義・悪魔のルーツはどうなのかとなぜカピラリア七光線から生き残ったのかの謎ですね
それが明らかになるのはまだ先なのかな?
もしかして嶋田先生もまだ考えてなかったり?
そんな大いなる期待を抱きながら今夜はオレもカピカピした濃厚カピラリア光線を発射して寝ちまおうかなと思います
え?「カピラリア光線」の意味がわからないって?
んなもんいちいちわかんなくていいんだよ
そこはサラッと読み飛ばして良い部分だ
決して「これってもしかして超下品な下ネタまみれの糞ブログじゃないのか?」変な疑惑は抱くなよ??
今夜が山田
異常・・・じゃなくて以上、キン肉マン最新作第59話「“超人”のルーツ!!」の巻 感想(あらすじネタバレ含む)でした
次回は6月3日(もう明日だ(>_<))発売ですっ!! アッ!アァ・・・ ・・・フゥ・・・

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