キン肉マン 121話 奇跡の神木!! 感想

キン肉マン 週プレ最新作 第121話 「奇跡の神木!!」の巻 感想(あらすじネタバレ含む)
ザ・ストロンゲスト武道によってなぜか京都から国立競技場まで移動させられたアイドル超人達
新幹線が金沢まで2時間半という東京大阪間に匹敵する速さで移動できる新幹線が開通したばかりだが、
超人達の飛行速度はそれをさらに上回っているんだろう
12年後に開通予定のリニア中央新幹線でさえ東京大阪間は1時間ちょっとかかる
それさえも上回るとは(ネプ風に)バカな下等超人の中にあっても、正義超人達の飛行速度は素晴らしい
もはや音速の域に近づきつつある速度かもしれない超人達の飛行速度
その凄まじさは王位争奪編1回戦でミート君がミキサー大帝と闘っている間のわずか数十分でアメリカとイギリスからなぜか日本の東北以北に到着してしまうほどのとんでもない飛行速度だ
しかしなぜ・・・福島以北に着陸したんだ・・・
最初から熊本目指して飛べばいいだろう・・・
しかもテリーとロビン2人とも福島以北に着陸してしまうという仲良く「方向音痴」だったようで・・・
それから数年後の1990年になり再び水道橋→鳥取砂丘→京都→千駄ヶ谷と総武線から始まって総武線に終わる高速飛行を披露してくれたアイドル超人達
思えばその11年前に行われた超人オリンピックでは月まで往復飛行をしてきた連中である(ウォーズマンとブロッケンジュニアは除く)
一緒に飛んだカナスペやフランス代表のルピーンやアフリカ代表のキンターマン含め、皆「音速の貴公子」と称されても良いほどの飛行速度の持ち主なのである!!
・・・あ、スペシャルマンはその前に怪獣リフト競技で金玉蹴られて脱落してたから飛んでないか
キンターマンの金玉を蹴ったらどうだったんだろうねあの時・・・
金玉の貴公子
でも武道はグランドキャニオンから京都までさらにとんでもない飛行速度を見せた
しかもなぜ池から飛び出して来たのか未だにわからない・・・
さぁ~ただでさえ実質1週遅れ更新になってしまっているってのに、冒頭からまたも大幅に下ネタ脱線している最低の底辺クソッタレチンカスブログぶりを存分に味わっていただけていることだろう
このオレの・・・「地を這う人間の情念」ってやつをわかってくれるかい?
こんな糞ブログに付き合ってくれているお前は男だ!
友達になろうぜ?
で、国立競技場に到着して何がなんだかわからないアイドル超人達
ミートくんが「ラーメンマンの言う通りこの国立競技場は超人オリンピックの大事な試合が何度も繰り広げられてきた正義超人の聖地のようなもの」と表現するとその背後にはキン肉マンやカニベースなど超人オリンピックの激しい激闘の歴史が描かれている
当然絵はジャンプ連載時のものではなく、現在の中井先生の画で新たに描き直されていて、ロビンマスクのタワーブリッジがなんとなく「ネイキッド」っぽく見えるほど
ストロンゲスト武道は「世界は広い・・・宇宙はもっと広い。なのにおまえたち下等超人どもはなぜ最も神聖視する闘いをここで行うのか・・・。その本当の理由を知る者はおそらく今のこの世にはほぼいなくなってしまっているのだろな」とボヤき始める
すると「いや・・・私は知っておるぞ」と何者かが現れる
「この私はさすがにな・・・」ともったいつけて登場したのは委員長(ハラボテ・マッスル)
こいつも鳥取から随分早い移動だったが背中に背負ったジェットエンジンはそんなに速いものなのか
いや、それ以前に何でお前ここに来たんだ?
どうやってアイドル超人達が武道に導かれてここにやって来る事を知ったんだ?
頼むからそこ説明してくれ(笑)
そんなこのオレの願いも虚しく・・・委員長は珍しく見せ場がやってきたとばかりに顔を二枚目風にキメながらつらつらと昔話を喋り始める
「これはあくまで伝説じゃが、大昔にこの世のあらゆる超人が死に絶えたという。カピラリア大災害・・・超人に有害な死の光線が全宇宙に降り注いだんじゃ。しかし、その際今我々が立っているこの辺りに暮らしていた超人だけはなぜかその厄災から生き残り、そこから再び奇跡の復興を遂げた。それが今の超人界の繁栄と言われておる」と正義超人の「種の起源」について明かしたハラボテ・ダーウィン・・・
ダーウィン・マッスルの話は続く・・・なぜ国立競技場に皆が集まっていることを知ったのかはスルーして
「そして我ら宇宙超人委員会が運営する近代超人オリンピックはその不思議な伝説に基づきこの日本の国立競技場を最重要開催地として大切にしているというわけじゃ」とのこと
さすがのテリーマンもこればかりは「そういえば聞いたことがある」と言うこともできず「初めて知った・・・ここにそんないわれがあるとは」と愕然とし、無口になる一方のラーメンマンも「ウム・・・」という現実ではめったに聞く事のない相槌を打つ
委員長は急に柔和な笑顔になって「もっとも神話時代の伝説ゆえ、信憑性に関してはなんとも言えん話だが・・・」と語り頭をかく
それより何で国立に来た?
何で皆が集結してる事わかった?
そっち説明してくれ
すると、何でも知ってる太古のやたらゴツい超人の神ことストロンゲスト・ザ・武道こと超人閻魔はなぜか怒りに血走った眼をしながら「断片的な情報とはいえ伝わっているものだな。まさにその通り。それは本当の話だ。断言してやろう」と語る
武道が超人閻魔だと知らない委員長は「断言・・・じゃと?」とサンドウィッチマン富澤の「ちょっと何言ってるかわからない」的リアクションを示す
それにしてもどう見ても委員長の倍は身長がある武道・・・デカすぎる
委員長の身長は165㎝
倍だと身長330㎝以上ということになる・・・
前回も身長185㎝のキン肉マンの倍くらい高く見えたしまるで北斗の拳の初期ラオウみたいな描写だ
実際は武道の身長は290㎝なんだけどね・・・
それよかキン肉真弓が身長217㎝もあるなんて絶対見えないしこれは絶対設定ミスでしょ(笑)
そして武道はますます目を血走らせながら「ああなぜなら私はそれを直接見てきた生き証人なのだからな」と自らの正体に言及しかけた発言をし、ポカンとするキン肉マンとテリーマン
「そしてここには今なおその証拠が埋まっている。いや、正確に言うとこの私が埋めたのだ。はるか太古にこの世の規律を糺(ただ)すために」とベラベラ喋り続ける武道
そしてその場にいる全員が描かれた「引きの画」になるが身長208㎝のラーメンマンや身長210㎝のウォーズマンでさえ武道のほぼ半分くらいの高さしかない・・・武道こりゃもう350㎝以上はあるな・・・
そして武道は全身をオーラで発光させ「今こそ蘇るがいい!カピラリア大災害から下等超人を守りし奇跡の神木・・・“許されざる世界樹(アンフォーギブン•ユグドラシル)”よ~!」と喚いて竹刀を地に突き刺します
するとスタジアムの中央から「ズゴゴゴ・・・」と巨大な幹がまるでキンターマンのアレみたいに屹立してきました
ズッコンバッコン
現れたのはいかにもロシアチックな形状の巨木とその巨木を住居に改造して、「正義超人始祖」が住んでいたと思われるある意味「巨大建造物」である
つーか・・・これロシアのキジ島にある世界遺産にもなっている木造教会建築から持ってきてるよね(笑)
その中の顕栄聖堂(けんえいせいどう/プレオブラジェンスカヤ ツェールコフ)がほぼそのまんま状態(笑)
そもそもこのキジ島へ行くにはペトロザヴォーツクから高速船で東へそのまんま直行するルートが一般的
これがホントのそのまんま東
7人の悪魔超人と無量大数軍(ラージナンバーズ)との闘いもクレムリンと赤の広場や万里の長城たグランド・キャニオンなど「ユネスコ世界遺産巡り」チックな雰囲気はあった
しかしこの完璧超人始祖編はモン・サン=ミシェル→ピサの斜塔(厳密には「ピサのドゥオモ広場」)→サグラダ・ファミリア→自由の女神像(ついでにロドスもちょっと)→銀閣寺(厳密には「古都京都の文化財」)→真実の口(厳密には「ローマ歴史地区)→キジ島の木造教会建築とさらに世界遺産巡りツアー色濃厚
この完璧超人始祖編になりどんどん濃くなってきた「超人たちと楽しい世界遺産ツアー」的ムード
しかも移動手段の大半はドラクエの旅の扉そのまんまな怪しさ全開な摩訶不思議アドベンチャー状態
これがホントのマジカル・ミステリー・ツアーって感じではあるのかな(゜o゜)
ついでに鳥取砂丘も世界遺産登録を目指してる
そもそもあれは「ピラミッド」リングでの闘いだった
ピラミッドは世界遺産登録されてるからある意味あれも世界遺産での闘いだったと無理やり解釈しようか?
もちろん、ラーメンマンが作ったピラミッドだっていいんだぜ?
そしてそんなラーメンマンがモーターマンとバイクマンを連続で倒した姫路城だって立派な世界遺産だ
つまり世界遺産が空を飛んで名古屋城と合体して関ヶ原に着地したマンガなんだよこれは!!
ただロシアの世界遺産なんだから舞台も国立競技場じゃなくロシアにしてほしかったけどね
ロシアから愛を込めて・・・みたいなさ
働き者の吉貝アナは世界各地で行われた完璧超人始祖VS悪魔騎士の試合の実況を終えなぜかヘリで移動している最中にたまたま都合良く通りがかった国立競技場の異変を察知し、上空からすかさず臨時ニュースを伝えるというまさに当時流行していた「24時間戦えますか?」を体現するかのような仕事熱心ぶり
そういやリゲインって今でもあるんだよね・・・
武道は「お前達も伝説で知っているカピラリア大災害。その際に全宇宙に注いだカピラリア七光線は、本来神に救われた一部の超人(完璧超人始祖の10人)を除き全ての超人を抹殺するはずのものだった。しかし、天上の神すらも予想しなかったその光線を通さぬ素材がなんと地球上には存在していたのだ。それがこの“許されざる世界樹(アンフォーギブン•ユグドラシル)”!」と衝撃の事実を明かす
正義超人はここから誕生したのである!!
「樹齢はゆうに億を超えるこの地に自生し続けた奇跡の大樹。そしてこの樹の存在が私の存在をジョジョに奇妙に狂わせた・・・」と語る武道に対しなぜかテリーマンがカットインし「?」と腑に落ちない表情
この木なんの木気になる木・・・
「私が目指したのは当時堕落しきっていた超人という種を“完璧”なる存在に再生させること。再び天上の神の気まぐれごときで見限られ抹殺されることのないような、一分(いちぶ)の隙もない種に生まれ変わらせることだった!その夢を目指す為、神の地位を私は捨て、地上に降りたのだ!」と自らがやたらゴツい太古の超人の神であることをついに明かす閻魔様
とは言え突然「私は昔、神だったんです」とか言ってもあぶない人に思われてドン引きされるだけだよね?
ラーメンマンも同じ気持ちなのか「神の地位を捨てた?」とますますサンドイッチマン富澤丈太になる
「ああそうとも。そして地上に降りた私は件(くだん)のカピラリア大災害の前に10人の超人を選抜した。“完璧”な存在になれる資質を持つこの世で最も優れた10人だ。そしてその大災害の後・・・我々以外誰もいなくなったはずの世界で私は彼らに厳しい戒律を課し、肉体的にも鍛えに鍛え、とうとう完璧と呼ぶにふさわしい存在にまで高めることに成功した」と自らの過去を自画自賛する超人閻魔
・・・超人閻魔さんよ~お前はその「完璧」とやらのオリジン弁当連中が負けまくって今や味方側にはジャスティスマン・サイコマン・ガンマンの3人しか残っていない事を知っているのか?
悪魔騎士ごときに負けといて「完璧」と呼ぶにふさわしいとかお前の見る目はどうなってるんだ??
武道はまだまだベラベラベラベラと長々喋り続ける
「私は彼らを“エセ完璧超人始祖(パーフェクト・オリジン)”と名付け、完璧なる新たな超人界の礎にせんと考えた。歴史は順調に刻まれ続けた。しかしやがて我らの他にもあの大災害を生き延びた輩がいたことが判明したのだ。この樹のおかげでな・・・」と許されざる世界樹を見上げる武道
これでドラクエみたいに「世界樹の葉」でも落ちてればまた死んでも何の説明もなく超人達が復活している不可解な事象が描かれることになりそうね・・・
良く喋る超人閻魔・・・おしゃべり大会は続く・・・
「その新たな存在を巡り、始祖たる我ら11人の間で意見が分かれた。その末に私がもっとも信頼していた右腕左腕ちも言うべき男2人(言うまでもなくゴールドマンとシルバーマン)が私に真っ向から反論を始めた。思えばそれが綻(ほころ)びの始まりだったのだ。そして訪れたのはまさかの結末だった。その男たちは“完璧”を捨てた。私に反旗を翻し新たな世作りを模索し始めたのだ」とまるでロックバンドの解散みたいな展開に
そして、「そのうちの1人こそが・・・」と言いキン肉マンに竹刀を向ける武道
「キン肉マン!お前の祖先にアタル男、“完璧・弐式(パーフェクト・セカンド)”シルバーマンだーっ!」と、シルバーマンがキン肉族の開祖(?)である事が明かされる
「ぎ・・・銀のマスクが私の先祖だって・・・?」とまるでスニゲーターに超人パワーを吸い取られ死んだときのような悲壮な表情になってしまうキン肉マン
閻魔さまはますます血走った眼を見開いて「そうだ。あの時奴らの行動を許したのがそもそも私の罪!その時から私は己の“完璧さ”すら失ってしまったのだ。だから今こそその決着をつける。キン肉マン、全ての元凶となったこの樹の下でおまえには今すぐ死んでもらうことにする!」とついに宣戦布告
キン肉マンは依然として動揺した表情を崩せず「グム~、おまえの殺意はともかく、さっきから“私の計画”だの“神を捨てた”だのどうも話の要領が得られんのだが・・・そもそもおまえは一体何者なんだ?ストロング・ザ・武道」とついに具体的に武道の正体を迫るキン肉スグル
そこに「それはその男の仮の名にすぎん」という声が入る
こいつらもなぜ国立競技場に皆が集結しているのかわかったのか・・・
「ドラゴンボール」世界みたいに気を感じることでもできるんだろうか・・・
やってきた人影は3人
シルエットだけで誰かはっきりわかる・・・
そしてそのうちの1人には深いトラウマを刻まれているキン肉マンはますます死にそうな表情で顔面蒼白・・・
現れたのはもちろん悪魔将軍とサンシャインとザ・ニンジャ
悪魔将軍は「久しぶりだなキン肉マン。こうして会うのはいつぶりのことになるのやら」と語り掛ける
死んだと思われていた悪魔将軍が何の説明もなく生き返っていてピンピンしていることに驚愕する正義超人達
そういや将軍様どうやって生き返ったのかとか肉体はどうやって取り戻したのかとか謎のままだね
さらに武道はその会話に合わせたのか「数億年ぶりだな、完璧・壱式(パーフェクト・ファースト)ゴールドマンよ」と将軍様に語り掛ける
8年ぶりの再会で「久しぶりだな」と言うゴールドマンだが、閻魔とは「数億年ぶり」という気が遠くなるほどの、ある意味もう存在すら忘れてしまいそうなほど久しぶりに会うわけで、そう考えたら8年ぶりくらいで「久しぶり」とか「こうして会うのはいつぶりになるのやら」とか言ってる場合じゃないでしょう将軍様(笑)
それにしても身長の構図もまたいろいろおかしなことに
やはり公式身長に忠実なのか閻魔様よりサンシャインの方が若干高い
閻魔さまが290㎝でサンシャインは300㎝だ
そして将軍様は220㎝だからさすがにアイドル超人達ほどの身長差は感じられない
しかしラーメンマンやウォーズマンだって210㎝ほどあるのに将軍様との差が大きすぎる
そもそもアイドル超人達は閻魔さまと闘うことになったらまともに組み合う事すらできない身長差だ
顔の位置が金玉くらいなんだから立ったまま咥えられるというか・・・
お互いに立ったまま仁王立ち○ェラ状態だ
汲み合うことなどできるわけがない
もうミートなんて武道から見ればサッカーボールほどのサイズにしか見えないだろう
とりあえず217㎝(らしい)キン肉真弓をこの場に呼んできて3㎝しか身長違わない将軍様と並ばせてみろ(笑)
そして閻魔さまはいつまでもいつまでも血走った瞳孔を見開きながら将軍さまを睨みつける
将軍様はクールないつもの目でポーカーフェイスをキープしたまま睨み返す
キン肉マン・悪魔将軍・超人閻魔の三つ巴状態になり委員長は早くも空気状態になって今回は終わり
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おしゃべり大会は次回も続くだろうね・・・
今度は将軍様と閻魔様の昔話・思い出話に花が咲くって感じになるんだろうね
それにしてもアイドル超人達はすぐ戦える体なんだろうか
ラーメンマン以外は数日は休まないとヤバそうな感じだけど
テリーマンは自己回復力が高いのかむき出し(ネイキッド)になていた左の肘の骨がまたひっこんでいるようだし、身長256mcのマックス・ラジアルにつけられたアザも大分消えてきているではないか
思えばテリーマンとラジアルの闘いが描かれてからもう3年が経つのか・・・
次にテリーマンの闘いが描かれるのはいつになるんだろう・・・
オリンピックみたいに4年に1回描かれる感じになるのかな?
主人公・キン肉マンの闘いももう2年描かれてない
悪魔超人・悪魔騎士全員復活ということもあったけれど、「メインキャスト」の闘いがこれほど長期間描かれないというのもジャンプ連載時代じゃ考えられなかったことではある
とにかくどこまで喋るのか・・・
ネプチューンマン・オメガマン・アタルの登場はあるのか?
蝙蝠だけが知っている
キン肉マン 週プレ最新作 第121話 「奇跡の神木!!」 感想(あらすじネタバレ含む)は以上
次回は3月16日発売です
今日です(泣)

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