キン肉マン 134話 キン肉族の因縁!! 感想

キン肉マン 週プレ最新作 第134話 「キン肉族の因縁!!」 感想(あらすじネタバレ含む)
先週はテリーマンVSジャスティスマンの様子が描かれたが、
週をまたぐと今度は唐突にブロッケンJr.が「アアア~ッ」と気持ちよさそうにさえ見える恍惚の表情で悶えます
対するサイコマンはドSの笑み
2人がヤッてるのはどんなプレイなのかな?
ページを開くとその「プレイ」はなかなか珍しいもので、人間じゃまずできないようなサブミッション技です
怪力のサイコマンだからできる技であり、おそらくブレーンバスターの体勢から降ろした流れだと思うけど、右の脇にブロッケンの頭部を逆さまにクラッチして、残った左腕でブロッケンの右足を掴んで下に押し込むというか・・・あ~口で説明がめっちゃ難しいこの技
口でしてあげるって感じ?
とにかくそんな見たこともない、そしてあまり効いてもなさそう(ブロッケンはあえいでたけど)な関節技をキメながら、1Fで負けたガンマンに対し「あらあらガンマンさん、下等超人に負けてしまうとは恥ずかしい・・・。散々“ド下等”なんてお下品な言葉を連呼しておきながらその体たらく。格闘能力の高さだけは買っていたんですがねぇ・・・その取り柄さえ活かせないとは死んで当然の報いですよ」とコケにします
サイコマンとガンマンは仲悪かったですからねぇ~
そして生前のガンマンは批判されて当然のものがあったからこう言われてしまうのも仕方ない部分もある
しかし、それを聞いた「ドイツ一熱い男」ブロッケンジュニアは「なんだその言葉は・・・テメェら仮にも仲間じゃねぇのかよ!」と噛みつきます
しかしサイコ野郎は相変わらず感情の入ってない目をクローズアップさせて「仲間?なんですかそれは?」と思い切り聞き返してきます
この男、やっぱりいろんな意味でイッちゃってます
続けてサイコマンは「まぁ確かにガンマンさんを連日おちょくるのはヒマつぶしにはいい娯楽でしたけどねぇ。私たちはお友達ごっこで世の中を運営しているわけじゃないんです。そこがあなたたち下等超人との違いなんですよ。おわかりですかその低能ですぐ熱くなるオツムで」と今度はブロッケンをコケに
しかしブロッケンは反論できず「グォアア~ッ」とさらに苦痛の声を漏らすだけ
想像以上にこの技は効くようで・・・
それにしてもサイコマンがやはり圧倒してる展開だけどこーゆー場合ってこのマンガでは最後にはやられてる方が勝つんだよね
サイコマンは言動といいいかにも「しっぺ返し」くらいそうなキャラだし
そしてサイコマンはこれで勝てば次の闘いで4戦目となり1人の敵キャラが4回も闘いを描かれるってかなりの待遇となる
しかしマグネットパワーやサンダーサーベルまで駆使するサイコマンをブロッケンが倒すのも説得力が・・・
仮にバッファローマンとブロッケンが勝つのであれば、テリーマンとラーメンマンのどちらかか下手したら両方は負け訳を押し付けられることになる可能性が高い
テリーマンもラーメンマンもここで勝たせてあげないとどんどん埋もれていくだけだからなぁ
ただジャンプ時代まともな勝利が1つもなかったブロッケンをここでプッシュしたいというのもわかる
いっそこの4連戦は全員勝たせてもいいような気がしてきた
ただそれだと「完璧側が弱すぎ」となるけどその分また新しい敵キャラ(オメガマンとか)出せばいいでしょ
武道は玉座にふんぞり返って相変わらずその太い足を組んで頬杖をつく姿勢を変えない
しかしその怒りに血走って充血した目は敗れたワイルドガンマンを睨みつけている
玉座を囲むガラスケースのようなものにその「眼力」だけで亀裂が入り始める・・・
そして2F・・・
一通りテリー、ブロッケンと様子を描いたことでやはり次は順番通り2Fの闘いが描かれることになりそう
ラーメンマンの蹴り技をかわしていくネメシス
「1Fの勝負、決着がついたようだな」と語るラーメンマン
「それがどうした?」と問うネメシス
「倒されたのはお前達完璧超人軍の大幹部のはず。それを知ってもただの一糸の乱れも見せぬ。お前の精神力には感心を通り越して・・・」とまで語り裏拳を放つ闘将拉麺男
そしてその裏拳をキャッチされると続けて「違和感すら覚えるほどだ!」とネメシスに告げます
裏拳をキャッチしたまま力比べのような状態になり、さらに続けて「ロビンとの闘いを見ながらも感じた事だが・・・なぜお前はそこまで冷静になれる?」と問われたネメシスは「知れたこと!」とつぶやきラーメンマンの右腕をスタンディングアームロックに捉える
「たとえそれが完璧超人始祖でも他人の事は関係ない。力ありて生き残る者は評価され、力なくして死んだ者は忘れ去られる。それが完璧超人界の摂理だからだ。その生き様に賛同して・・・私は正義超人であることを放棄した」とグラウンドに移行しながらサラッと元正義超人であることをカミングアウトしたネメシス
その衝撃でラーメンマンの細い目が珍しく見開かれる
ラーメンマンの目が開かれた時何かが起きる・・・?
「フッ・・・そうか。そうなるとやはりきさまは・・・」と問うラーメンマン
「あぁ、既にこの容姿からお察しの通り・・・」と溜めて溜めて次ページに移ってから「私はかつてあのくだらぬキン肉族の一員だった。そしてその血筋の絆を捨てた男だーッ!」と絶叫するネメシス
キン肉族なのはもう外見だけでなく三大奥義とか肉のカーテンとか使った時点でバレバレだったけどね
正義超人として活動していた時期もあったとは・・・
その衝撃の告白に会場は「シーン」と静まり返ってしまう・・・
キン肉マンが声を絞り出し「やはりネメシスは・・・つまりキン肉族は私がこれまで信じていたような純粋な正義超人ばかりの一族ではなかったと?」とつぶやく
「えぇ・・・僕も初耳です」と同調するミートと無言のウォーズマン
そこに「今更何を驚く事があるキン肉スグルよ」とネメシスが語り掛ける
このマンガではトーナメントマウンテンやピラミッドリングなどでもそうだけど、かなり距離が離れている会話も普通に聞こえてしまうものすごく聴力が発達した世界のようで・・・
「そもそも我らの祖である銀のマスクことシルバーマン自身が元は完璧超人だったのだ。そのフォロワーに完璧超人魂を継ぐ者が現れたとしても何の不思議もないではないか?」と問うネメシス
それを受けてキンは「しかし・・・開祖シルバーマンの転身以降は純然たる正義超人の一族としてやってきたとばかり思っていた」と返す
背景にはシルバーマンから始まるキン肉星歴代大王が顔だけシルエット状態になってズラーッと描かれ、その一番後ろの最後三代にキン肉タツノリ、キン肉真弓、そして我らがキン肉スグルが描かれている
「そこからお前のような離脱者が出ていたとは・・・何より王である私がそんなことも知らなんだとは・・・」とガックリして頭を垂れるキン肉スグル大王様・・・
「ハハハ・・・そうだ王であるお前にすら知らされれぬほど、私の存在は隠蔽され続けてきたということだ。覚えておけ、それがキン肉族という烏合の衆のやり方だということを!」と絶叫するネメシス
しかしそれだけ言い切ると一瞬だけ良心の呵責なのか表情が塊り隙が発生した
ラーメンマンはそのスキを見逃さず「アトォー」とか言いながらアームロックから腕を抜く
そしてネメシスをコバルタで投げながら「ようやくお前に隙が出来た!完璧超人始祖の死には動揺せずとも・・・キン肉族のことになると心の乱れがわずかに見えた」と絶叫しながら百戦百勝脚をぶちかますラーメンマン
ネメシスのキン肉族に対する屈折した感情が露わになった所で今回は終わり
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しかしネメシスがキン肉族となるとラーメンマンはかなり厳しそうだね
ブロッケンも勝ちそうな雰囲気感じるしラーメンマンは序盤にあまり追い込まれていないのも不味い要素
やっぱり序盤に大苦戦して「もうダメだろ」と思わせるくらいじゃないとなかなか勝てないよね・・・
そう考えると次のテリーマンもヤバそうだね
やっぱりラーメンマン・テリーマン両落ちか・・・
ラーメンマンってこれまでも勝率はいいけど強敵クラスの相手に勝利したことがないからいまいちその強さがパッとしない部分もあるし、ここでネメシスに勝てれば名実ともに拍がつくけど、流れ的にも相手の背景的にもそれはかなり厳しいような感じだね
それにしても「アトォー!」とか「アチョー」とか「~アルよ」とか「アイヤ~」とか口にする中国人を現実に見たことがない(笑)
そういえばこのオレは今「Hulu」で配信している唐沢寿明主演のアクション刑事ドラマ「ラストコップ」にドハマリしてんだけど、こないだのストーリーで唐沢が中国人に扮して潜入捜査することになって「~アルよ」とか中国人のエセ日本悟の予習をしてたら、上司の警視正役の佐野史郎に「今時~アルよなんて言い方する中国人がいるか。ラーメンマンじゃあるまいし!」とか言って怒られてたわけよ(笑)
この中国人の妙なエセ日本語はどこから始まったんだ?
まさかラーメンマンが元祖ってわけでもないだろう
でも90年代くらいまでマンガに登場する中国人キャラは皆ステレオタイプのようのこのような喋り方だった
でもブルース・リーがそんな喋り方してたら嫌だろう
ジャッキー・チェンはなんかそれに近いイントネーションだった気がするけどこっちは少し性格も明るい感じだったからね
まーエセ日本語のことはもういいけど、ラーメンマンがシングルで敗れるとすればウォーズマン戦以来となる
あの時と違い「闘将!!拉麵男」から逆輸入した技も増えてかなり強さを増しているラーメンマンだけにこれが敗れるとなるとこちらにもそれなりに説得力が求められるが・・・
キン肉マン 週プレ最新作 第134話 「キン肉族の因縁!!」 感想(あらすじネタバレ含む)は以上
次回は7月6日発売です

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