キン肉マン 336話 最後の特別講座 感想

キン肉マン 週プレ最新作 第336話 「最後の特別講座!!」の巻 感想(ストーリーあらすじネタバレ含む)
ザ・ナチュラルの強力無比な必殺技「ナチュラルボーンクラッシュ」がサタンクロス・・・いやさ、サムソン・ティーチャーに慈悲のかけらもなく炸裂。
なんだかこれってベッドに押し倒されてるみてーな構図だけど、そんな色っぽい展開もなくサタンクロスの鉄仮面(?)は粉々に砕け散り、白目になって吐血。
次ページに移ると何のヒネリもなく試合終了のゴング。
誰が鳴らしてんだこのゴング。
相手は神なんだから見せもんじゃねーぞ。

サムソンがやられアシュラマンは「サムソンティチャー!」と絶叫し急に弱々しい表情を見せる。
前回までのオラオラな表情はどこへ行ったのか。
ナチュラルはサムソンの遺体(?)からカピラリアピースを奪う。
そして片腕でサムソンの巨体(?)を十字架の丘の十字架に投げつけてシールドを2つ投げて手を串刺しにして磔にする。
まるでキリストじゃねーか。
慈悲のかけらもねーしどこが「安寧」の神なんだこれの。

アシュラマンが十字架の下に駆け寄り「私が来たからにはもう大丈夫だ。安心して目を覚ませ!」と声をかける。
サムソンは「坊ちゃまの前で無様な戦いを見せてしまいました。申し訳ございません」と謝罪する。
しかしアシュラマンは近年見せたことのないようなますます弱々しい表情になり「何を言う。今のお前の闘いぶり。まさにかつて毎日私に稽古をつけてくれたあのサムソンティーチャーそのままであった」と答える。
その背景で特訓の光景が完全に過去の使いまわしで挿入される(笑)
そういやこの2人でパン食ってる光景あったなぁ(笑)
印象に残る描写だ。

でも今ジャンプコミック確認したけどサムソンだけは若干描きなおしてるね。
当時の回想の中のサムソンはなんかもっとガチムチというかデブに描かれてるし。
あとパンチの指導もアシュラマンと同じ方向を向いて打ってるし。
なんでサムソンだけ中途半端に回想描写を描きなおしたんだろう(笑)
しかもアシュラマンはついに素顔の三面泣きっ面状態になる。
もうオラついてしまったプレイボーイ誌上のアシュラマンでは二度と見れないと思っていたけどここで復活。

そんなアシュラマンの涙を見てサムソンも「やはり坊ちゃまはお優しい。こんな私のために泣いてくれるとは...」ともらい泣き。
アシュラマンはサムソンを十字架から降ろそうとするがサムソンは「私の命はまもなく尽きます」と告げる。
「そんなことがあるか!あのサムソンがこの程度のことで!」とアシュラマンが返す。
するとサムソンが「坊ちゃま!」と強烈に叱責。
「坊ちゃまの今やるべきことは私の介抱ではありまへん。私と超神の戦いをご覧になっていたんでしょう?ならわかるはず、私のやっていたことが」と告げる。
アシュラマンが「あぁ良い授業だった」と涙目になりながら返す。

サムソンは「これが私からの最後の授業です。あとは坊ちゃまの思いのままに・・・超人界の未来は・・・アナタの手で・・・」と言うと事切れてしまった。
マリキータマンやらビッグボディチームの雑魚どもやら心臓を貫かれたり胸に風穴開けられても生きてる漫画になったけど、普通に落下技でもまだ死ぬマンガなんだなとも再認識。
それだけナチュラルボーンクラッシュが強烈な技とも言えるけど。
嶋田先生よくあんな技思いついたもんだ。
新しいキャラが登場する度に新しい技を考案しなきゃいけないから大変だろうなぁ。
二体の超可動フィギュアをこねくり回して考えているんだろう。

サムソンの死に崩れ落ちて悲しむアシュラマン。
その肩に手をやり慰めるブロッケン。
そこにバッファローマンと忍者が都合よく駆け付ける。
いやいやいや・・・もう無理ありすぎでしょ(笑)
他に悪魔はまだサンシャインやジャンクマンやBHがいたのになんでこの2人がピンポイントでやってくるのよ(笑)
しかも他にも戦場は3つもあるのにこのシャウレイをピンズドで狙ってやって来るとか。

もう見ていて恥ずかしくなるほど強引な超人血盟軍再集結の流れ。
「遅かったか」とサタンクロスがブッ殺されるのを阻止しようとしていたフシもあるバッファローマンとニンジャ。
ニンジャにとっちゃかつて自分の肉体を左右に思いっきり引き裂いた憎き怨敵なんだろうけどもう過去は水に流したってことか。
普通自分の胸を引き裂いてブッ殺した相手なんて許せるもんじゃあないと思うけど。
そもそも許すも何も普通は生き返るなんてことができないからなぁ。
見てるこっちの方が胸が引き裂かれる思いにさせられる。

ただ相手は3人なのにこっちは5人ってフェアじゃない気がするけど。
バッファローマンは前シリーズで「神」になれる存在と将軍様に指摘されていたから負けないだろう。
アシュラマンもリベンジを果たすだろう。
ブロとニンジャはどうなるかわからない。
だが相手は3人しかいないんだから2人とも負けるのかな?
そして今度はアタルも負けそうな気がする。

「まさかこのような形でこの5人が再び集結することになろうとは・・・」と神妙な面持ちのこって牛。
するとソルジャーが「だがこれもまた運命。かつて我らが集いし超人血盟軍・・・その理念は超人界未曽有の危機に際し、正義悪魔など垣根を越えて超人とは何たるかを世に示すことだった。」とつらつら語る。
「それを思えば今の状況はあの時と似ている。いや、それ以上の危機的状況だ。改めて超人の存在意義が問われている。しかも神に。」
さらに「今ありとあらゆる超人は属性や主義主張の垣根を越えて一丸となり超人のなんたるかを明確に示さねばならん!そのために必要なのが“血盟の理念”」と長々と暑苦しく力説。
よく喋るなぁソルジャー。
男というもんはあまり多くを語るもんじゃなかったのか?

そしてアタルソルジャーが「個々の姿は歪たりとも」と言って手を差し出す。
「その歪さがかみ合うことで」と、ブロッケンが続く
「より強固な円となる」と、ニンジャが続く
「超人としての“誇り(プライド)を胸に”と、こって牛が続く
そして泣きっ面になっていたアシュラマンがまた力強い表情に戻ってサタンクロスに黙って頷く
そして「いざ血盟の御旗を世に掲げん!」と宣言し5人が手を合わせた。

アタルソルジャーはアシュラに「別れの挨拶は済んだか?」と気遣う。
アシュラは「あぁ、全身全霊を持って超人のなんたるかを見せつける!それを今最もヤッてヤりたいとウズウズしているのはこの私だ!あのおごり高ぶった超神どもにな!」と空に浮かんでる3人に向かって叫ぶ。
今にして思えばまたソルジャーとブロッケンが組んだ時点で超人血盟軍再結成の流れは確定的だったんだなと思わされて今回は終わり。

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とにかくナチュラルはめちゃくちゃ強かった。
あのサタンクロスが手も足も出ずに負けたんだからとんでもない。
ほとんど有効打すらなく終わった。
シールドがズルすぎる。
だが強いもんは強い。
こんなバケモンにアシュラマンは勝てるのか?

この「キン肉マン」という漫画は少年バトル漫画にありがちなインフレがないのがある意味魅力でもあった。
それを最も体現したのはロビンマスク。
「もう若い力は残っていない」と口にして力も衰え始めたロートル超人みたいな立ち位置で描かれていた上に、王位争奪編で超人強度わずか96万パワーしかないのに1億パワーの超人を倒したりしていた。
あとはラーメンマンもそうか。
初期キャラでキン肉マンにも割とあっさりヤられウォーズマンにも手も足も出ずヤられたのに王位争奪編では大活躍。
そういう初期キャラが修行だとか精神と時の部屋だとか潜在能力解放だとか「パワーアップイベント」なしに最終シリーズの強敵と闘えてしまうインフレのなさが良かった。

しかし今回の超神シリーズはもうインフレなしでは描くのが難しいだろう。
単純にナチュラルにアシュラマンがリベンジする流れだろうが、それに説得力を持たせるにはアシュラマンのパワーアップが不可欠。
それはもちろん“発光(友情パワー/火事場のクソ力)”も必要だろうし、阿修羅バスターも通常のものじゃダメだろうからⅡ世からアルティメット・阿修羅バスターを逆輸入するくらいでないと難しいのでは?
ましてブロッケンやニンジャが超神に勝つなど相当なパワーアップがなければ説得力皆無。
ニンジャがカラスマンに勝っちまうのもどうかと思ったし。
完璧超人始祖が弱いという印象をますます強くした結果でしかない。

しかし今回の超神は誰もが強い。
バイコーンはプリズマンにやられたがプリズマンが命を投げ出して倒した形だし内容も圧倒していた。
そしてこのナチュラルなどもう普通に最強クラスの強さだ。
こんなレベルの強さのキャラを描き続けるのも大変だろうと思う。
そしてそこまで強くなった敵を倒す説得力を生み出すのはもっと大変だと思う。
敵を強くしすぎて展開が進まなくなった漫画家も世の中には無数にいる。

ビーバップハイスクールの作者・きうちかずひろが、不良バトル系漫画からギャグテイストの作風に路線変更したのもこのインフレを嫌ったからだ。
バトル路線を続けていけば、どんどん強い敵を出さなければならなくなり、そのうち「宇宙最強の敵」まで描かなければならなくなると感じ路線変更に踏み切った。
しかしその結果、作品の人気は大きく下がってしまった。
要は“インフレ”は人気維持のためには不可欠な要素なんだろう。
ドラゴンボールはまさに常にインフレを続け膨張をし続けている宇宙そのものみたいな漫画だ。
キン肉マンもいよいよその段階に足を踏み込んだのかもしれない。

敵は残り11人。
しかし地球側の超人(コマ)はキン肉マン・テリーマン・ラーメンマン・ウォーズマン・超人血盟軍の5人・ジェロニモ・サンシャイン・ジャンクマン・BH・ブー・ネプ・ネメシス・・・にミート(?)とウルフ(?)
さらに最強の3人として閻魔様・将軍様・ジャスティスマンまで控えている。
ザッと20人以上はいる。
そう考えると今更ミートやウルフが闘うことはないのか?
だがミートはキン肉マンと組んで「戦闘要員」として向かってるから「超神VSアレキサンドリア・ミート」が見られるのかもしれない。

そんな闘いが実現したら一体どうなるんだろう。
もうネジを一本外したくらいでどうこうなるレヴェルの相手じゃあないし。
ウルフマンもせっかく強化して復活したんだからまた闘わせれば良いのに。
人気がいまいち上がらなかったから退場させたのかな。
そもそもなんで引退してたのにあんな強くなったのか何の説明もなかった。
結局超人側の強化も何の説明もなく描かれ続けるんだろうか?

想像以上に壮絶な展開になってきちまったな。
あんなに強いフェニックスチームのメンバーが次々死んでしまうのに雑魚のビッグボディチームメンバーは全員胸に風穴開けられても無事という不可思議。
そもそも主人公のキン肉マンすら当分出る幕はなさそうな状況。
おそらく今年中にキン肉マンの闘いが描かれることはまずないだろう。
プレイボーイで連載が始まって以来なんだかんだで3試合描かれたキン肉マン。
約10年間で3試合というのが主人公の試合ペースとして良いのかどうかは誰にもわからない(笑)

キン肉マン 週プレ最新作 第336話 「最後の特別講座!!」の巻 感想(ストーリーあらすじネタバレ含む)は以上
次回は2月8日発売です。





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