キン肉マン 週プレ最新作 第352話 「バベルの塔への資格!!」の巻 感想(ストーリーあらすじネタバレ含む)レビュー。
突然天界と地上を結ぶバベルの塔なんてもんがあるとかとんでもないことを言い出した閻魔様。
まぁ姫路城と名古屋城が空を飛んで空中で合体したり、富士の裾野に巨大な前方後編粉が突然都合よく現れる漫画だからね。
バベルの塔くらいあっても何の不思議もないし、寧ろ最近の世界遺産巡りの流れからすれば普通にありそうな天界。
これからそいつをみんなで仲良く登るのか?
カリン塔じゃあねぇんだぞ?
なんでも知性の神がフェニックスにこのことを諭していたようで。
オメガ・ケンタウリの六鎗客との闘いの前から言ってたことなんだろうね。
だがその先のことは決して語らなかったらしい。
閻魔様はバベルの塔の頂上にナニがあるかは実際にたどり着いた者しか知る権利はないと回りくどいことを言う。
バベルの塔を登る試練を受ける“資格”を得たとますます禅問答みたいなことを言う。
知ってるつもり。
脳ミソキン肉のビッグバディが「要はその資格とやらをもらえたところですんなりてっぺんまでイかせてもらえるわけじゃねぇってことか。オレたち超人は常に試されてるってわけか」と珍しく飲み込みが早い発言。
するとここで「試されるという立場を得ただけでもありがたいと思うことだな」とモニターにランペイジマンが割り込んでくる。
ビッグボディは「グムゥ!お前はランペイジマン!」と旧交を温める。
可愛い部下を皆殺しにされたと思ってたら部下は胸に風穴開けられてもピンピンして生きているというまさかの不死身状態。
ドイツもコイツも何の説明もなく生き返ってきたからね。
不死身でも不思議じゃあない。
そしてなんと超神たちは撤収するということになった。
なるほど、ここからは「バベルの塔チャレンジ」が始まるのね。
どうせ各階に誰かが待ってるんでしょ?
まぁ超神が残り少ないし話引っ張れなくなってきてたからね。
少し間にクッション入れるのも必要か。
なんせ正義も悪魔も完璧もまだまだコマは揃ってるからね。
なんだかいろいろ悪魔騎士編みてーな展開になってきた。
どうやら残った8人の超神が塔の中で待機するらしい。
少年漫画の王道みてーな天界になってきた。
カピラリアピースが通行手形替わりだとよ。
それがなきゃバベルの塔は入れないんだとよ。
そして入れるのは8人だけだから人選は自分たちで決めろってよ。
とりあえず超人血盟軍がもう5人揃ってるから残り3人だよな?
フェニとビッグは闘ったばかりだからないとしてもまだキン肉・テリー・ラーメン・ウォーズ・ジェロ・生き返ったロビン・・・全然「枠」が足りねーじゃねーか。
この上まだ完璧超人やゼブラマリポやオメガの援軍もあるんだろ?
敵少なすぎだろ。
少ないのにどんどん負けさせちゃって。
どうすんだろ今後。
調和の神は慈悲の神(閻魔様)にかつて超人は神をも超える存在になると言ったことを蒸し返して、「今こそそれを見せてみろ」と迫る。
閻魔様は一度はその言葉を諦めたが、今ようやくその想いを取り戻すことができたと告げる。
それは今そこに勃っている超人達のおかげであり、その超人達の力を誰よりも調和の神に見せつけてヤりたいと言う。
すると調和の神が「超人とはゴルディアスの結び目なり」という言葉をかつて閻魔様が口にしたことを蒸し返す。
かつて天界に絶対に解けない結び目があって、それを解くことができたら天界でトップの座に君臨できるというふざけた都市伝説があったそうで。
ドイツもこいつも神のくせに結び目すらほどけず悪戦苦闘する。
そしたら慈悲の神(ザ・マン)が「オレにヤらせろ」とばかりにしゃしゃり出てきてなんだかほどけそうな結局ダメそうな微妙な展開になる。
するとそこにチンタラヤッてんじゃねーとばかりに調和の神が割り込んできて持っていた鉄のハリセンみてーなので真っ二つにしちまった。
これじゃアレキサンダー大王のゴルディアスの結び目の逸話と同じじゃねーか!
なんか無理のある例えだけどこのゴルディアスの結び目が超人という種の存在で調和の神の鉄のハリセンがカピラリア照射を意味するたとえ話なのか実話なのかよくわからん回想ストーリーだった。
とにかくゴルディアスの結び目を「強引に解決」した調和の神は神々の頂点に勃ち、慈悲の神は下天することになった。
じゃ王位争奪編のお披露目の儀式や最終回とかでキン肉マンに好意的話しかけていたあの善良そうな顔だけの神さんが調和の神だったってことか?
とにかく慈悲の神(閻魔様)は下天してその決して解けないゴルディアスの結び目を解く作業(=超人という種が神を超える崇高な存在になる)に何十億年と費やした。
体育座りとウンコ座りの中間みてーなエラそうな座り方している完璧超人始祖たちの前でスープレックスのお手本を見せている閻魔様の姿が回想シーンに描かれている。
なんで完璧超人始祖の回想シーンって夕日の場面が多いんだ(笑)
しかも閻魔様ってあんなにゴツくて身体硬そうなのにスープレックス(ブリッジ)できるのか。
アンドレがジャーマンスープレックスをするようなもんだろ。
便利だねェ・・・超人って種は。
で、その結び目が解けたと主張する神々が増えてきたと調和野郎が言う。
知性の神とかもそうなんだろう。
閻魔様は「私が解いたのではない。解けたのだ、ごく自然に」と返す。
その源が火事場のクソ力や友情パワーなんだろう。
今じゃ誰もが当たり前のように発動して“火事場のクソ力のバーゲンセール”状態。
ドラゴンボールで言えば誰でもスーパーサイヤ人になれる状態になりつつある。
で、調和ちゃんはだったらその8名を楽しみにしてるぞとか言って立ち去る。
次回は8名の人選で1話か下手すりゃ3話は引っ張るか?
でもまぁこれはこれで面白そうだから悪くないと思わされて今回は終わり。
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ちょっと今回の決戦はギザのピラミッド⇒シャウレイ十字架の丘⇒ダルヴァザ地獄の門⇒ローマコロッセオと試合会場がコロコロ変わり、また同じループをするのかと少しウンザリ気味だった。
この戦闘場の変更は良いアイディアだと思う。
完璧超人始祖辺にも各国世界遺産での闘い⇒許されざる世界樹(アンフォーギブン・ユグドラシル)と似たような流れになったが。
さらに遡れば悪魔騎士編だって6つの地獄めぐりのはずが五重塔リングでの闘いになったり唐突に戦闘部隊が変わるのはこの漫画の定番ということで。
飽きさせない工夫でもあるのかな。
たまりません。
その8人は誰になる。
将軍様は「神になれる」存在としてキン肉マン・ネメシス・バッファローマンを指摘していたな。
だからその3人は入るだろう。
その次は復活したし「通行手形」のカピラリアピースを持ってるロビンだろう。
あと4人・・・。
おそらく運命の王子系は皆外れると思われる。
やはり正義中心か?
テリー・ラーメン・ウォーズ・・・この3人が上位層。
最後の1人は「通行手形」のカピラリアピースを体内に埋め込まれた「カピラリア・ジェロニモ」か?
じゃなきゃ不自然だがジェロニモごとき人間・・・じゃなくて超人が選ばれるのもなんだかなぁ。
あとはアシュラマンが師匠の敵に燃えているのにそれも肩透かしなのか?
逆にテリーは足がないも同然だから今回また不参加みたいになるような気もする。
ブロッケンは今回は漏れるんじゃないかな?
なんだかんだで試合数描かれ過ぎたしこれ以上描かれるとバランスが悪い。
さらに言えばブロッケンの試合は面白かったもんがほとんどない。
クラッシュマン戦くらいか。
なんでこんなに人気があるのか本当に謎の超人だ。
今やラーメンマンより人気があるとか意味がわからん。
とにかく8人って思ったより少ない。
ネプチューンマンもプレイボーイ誌上では1度も闘いは描かれてないし。
Ⅱ世でタッグ戦を多く描かれた関係もあるんだろうがそれだと同じようにⅡ世で多く試合があったアシュラマンの試合は描かれてるのは何なのか。
おそらくあっと意外な人選もありそうだ。
アリステラとか戻ってくんじゃねーのか?
あるいはルピーンとかキンターマンとかなつかしの超人の人選もあるかもしれない・・・そうであってほしい(>_<)
ただ8人選んだところでその8人が全員すんなり勝てるわけがない。
そもそもここまでも既に勝ちすぎていて超神やっぱ大したことない疑惑も浮上中。
でも最強キャラの集団であったフェニックスチームのメンバーは全員ブチ殺されたのも事実。
マンモスマンだけ最期が曖昧で案外生きてそうにも思えるが。
とにかく強いことは強いんだろうがコロッセオのイデアマンとノトーリアスがかなり格を下げた。
特にただ噛みついて発狂してるだけのノトーリアスは話にならなかった。
意外と最初は「かませ」的に負け役系超人が選ばれるかもしれない。
ニンジャごとき超人などはそれに適当だろう。
無駄に生き残ったジャンクマンあたりも怪しい。
超人側が8戦ストレート勝利するなんてことあるわけないしあったらおもしろくもない。
そもそもプレイボーイ誌上で連載するようになって常に正義超人側は基本的に安定して勝っていて危機感も悲壮感もない。
あの悪魔超人編や超人タッグ編や王位争奪編のような“絶体絶命”感がまったくないからもっと敵さんを強くしてほしいもんだけど...。
キン肉マン 週プレ最新作 第352話 「バベルの塔への資格!!」の巻 感想(ストーリーあらすじネタバレ含む)レビューは以上。
次回は7月12日発売です。