キン肉マン 148話 盤石なる仇敵!! 感想

キン肉マン 週プレ最新作 第148話 「盤石なる仇敵!!」の巻 感想(あらすじネタバレ含む)
とっさにひらめいた「テキサス・ツイスター」という技名の「テリー流竜巻地獄(スパーク付き)でござーい」をかなり無理のある理屈で実現させたテリーマン
この期に及んで竜巻地獄なんて出しても体勢に変化はないと思うけど・・・
本家・アシュラマンの竜巻地獄自体「繋ぎ技」程度の位置づけだったのに
スピニング・トーホールドにテキサス・ツイスターと「回跨ぎ」にしては弱すぎるチョイスが続くこの試合
当然、ジャスティスマンはタービン・ストームで弾き返すかと思いきや・・・
なぜか「ハグァ」とか言ってモロにフッ飛ばされて硬い石のリングに脳天から落ちて大の字ダウン
アシュラマン戦でもこのような露骨にダメージを受けてダウンする描写はなかったからこれはめちゃ意外
単にダメージを受けたフリしてるだけかもしれないけど
そもそもテリーはこれまでの闘いでアシュラマンより全然有効打らしきものもなく全くジャスティスマンを追い詰められていなかっただけに
テリーマンは「お前と対等に闘える箇所がミーの体に見当たらないなら、他所(よそ)から借りてくればいい。これならお前と対等に渡り合える。言ったよなぁ、ミーはアシュラマンの仇討ちにここのやってきたんだと!」と大見栄を切ります
だから・・・アシュラマンは生きてるの?死んでるの?どっち?
生死を曖昧にしとけば後に再登場させやすいのはわかるんだけどさ・・・
あと銀のマスクの戦闘スタイルも結局なんだったのか・・・あれからもう9ヶ月・・・
ジャスティスマンのダメージはどうやら芝居ではなくマジだったらしく、「グゥゥ~ッ」とか言いながら頭を押さえてフラフラ立ち上がる
これまで何をやってもノーダメージのポーカーフェイスキープだったジャスティスマンがあれくらいで・・・
そもそも何でタービンストーム出さなかったんだ・・・
とりあえずこれ結構強力な技っぽいね
本家アシュラマンの竜巻地獄より威力あるじゃん・・・
テリーは追い打ちのテキサスツイスターをブッ放す
しかしジャスティスマンは「先ほどは不意を突かれてくらってしまったが、同じ技を二度もくらう私ではない」と竜巻の中に平手を差し込み手刀で竜巻を真っ二つにしながら上昇し竜巻を打ち消してしまうというわえのわからない物理現象でテキサス・ツイスターを早くも攻略
わけのわからない物理現象で消滅させた影響でリングをモヤが包み視界がはっきりしない
ジャスティスマンがテリーマンを見失う
するとテリーマンがジャスティスマンの後頭部に右ひざを当てて「あの技」の体勢に既に入っている
両肩のスターエンブレムも光っている
この段階で残り最後のカードを出そうとしているテリーマン
まだ大技をいくつも残してるジャスティスマン
もうこの時点でテリーマンの勝利は絶望的に思える
ジャスティスマンは「き・・・きさまいつの間にその位置へ?」と問う
テリーマンは「ヘッ、さっきの一発目が当たった瞬間からずっと狙っていたのさ!お前が二発目をくらうヘマをする超人のわけがない。ならば二発目は目くらましの罠(トラップ)にしかならないだろうってな」と返す
「その短い時間に私の避ける位置まで計算して?」とジャスティスマン
「計算なんざしてねぇよ。全部カンさ・・・そして見事大当たり!ここまできたら・・・この一撃でお前の頭部を破壊する!アシュラマンができなかったことをミーが代わりにやってやる!仇討ちってのはそういうことだ!くらいやがれーッ」と絶叫しながらテリーマンは必殺技のカーフブランディング(仔牛の焼き印押し)を敢行する・・・
ジャスティスマンの頭部は確かに石のリングにメリ込んでいる
しかし・・・技を出したテリーマンも、試合を見ているキン肉マンも全く手ごたえがなく「こ・・・これは・・・」と唖然としている
ジャスティスマンは何事もなかったようにメリ込んでいた頭を抜いて起き上がり「お前はさっきの私の試合を見ていたのだろう?一体・・・何を見ていたのだ?」とテリーマンに告げる
テリーマンはジャスティスマンの体で一番強固なのがダイアモンドと同じ硬度10を誇る頭部であり、アシュラマンの「ブラッドユニット阿修羅バスター」さえもノーダメージだったことを思い出す
残りの最後のカードを切ってしまったがそれも全く有効打にならず
これで完全に「矢」が尽きたテリーマン
「感情、執念、気合・・・お前たちが見せる奇跡的な力には私も時々驚かされる。だが、そんなものを込めた程度で私の頭が砕けると思ったのなら思い上がりも甚だしい」と言いながらジャスティスマンはテリーマンの右足を取り、まるで船木誠勝のようなアンクルホールドでテリーマンの右足の骨をベキバキと折られ、まるで「ウルトラマンレオ」の第一話でウルトラセブンが双子怪獣・レッドギラスとブラックギラスにやられたよう
さらにジャスティスマンは「その肩の光も忌々しい。お前達が信じている奇跡的な力でこの技にも耐えられるのかどうかいま一度やってみせろ」とテリーマンの体を宙に投げ、落下してきたところをジャッジメント・アヴァランチャの体勢に捉え石のリングに強烈に叩きつける
テリーマンは「ワァ~!」と絶叫しスターエンブレムの光も一気に弱々しくなる
「ジャッジメント・クラッシュ 」をくらった直後のように再び両腕がドス黒く変色してしまったテリーマン
頭部も叩きつけられているようだが腕の方が痛いらしく腕もこれで破壊されてしまった状況
これで完全に「矢尽き刀折れるまで・・・」の状態にまで追い込まれテリーマン
かつては両腕を失っても全身の骨がバラバラになっても闘い続けた事もあったが、ジャスティスマンはまだ「ジャッジメントウィンドミル 」に最強必殺技の「ジャッジメント・ペナルティ」と2本もの矢を残している状況で、もうテリーマンの命は風前の灯・・・
ジャスティスマンもう勝利を確信して完全に上から目線で勝ち誇りながら「見たか、それが現実だ。お前たちがこれまで見せてきた奇跡の力はあくまで不確か。それでこの私に対応するには限度がある。私が求めるものはもっと確かなもの。いつなんどきもどんな状況にも構える盤石の構えだ。それはお前たちの中にはなかった。やはりゴールドマンの求めたものは幻想にすぎな・・・」とまで言いかけると、テリーマンが唯一残された(が、これも危険な)義足の左足で立ち上がり、「黙れ!」とジャスティスマンの硬度10の頭部にヘッドバッドを叩きこむ
「お前らは自分たちの正しさが100%であることしか認めようとしない。だが完璧ってのはそういうことなのか?人ってのはなぁ・・・自分の間違いを認めてどこまでも完璧を目指していくもんじゃねぇのかよ!」と得ヘッドバッドの連打
硬い硬~いいろんな意味で硬い(固い)頭を持ったジャスティスマンはテリーマンのいろんな意味で柔軟な頭(いや・・・テリーマンも結構石頭か・・・ロビンも・・・柔軟な発想できるのはラーメンマンだけだな。脳ミソも頭蓋骨もないから文字通り頭も柔らかいし)で何度叩きつけられてもノーダメージ
とりあえずテリーがラッシュしたらお約束の「いったいったテリーがいった!」を絶叫する吉貝アナと思われるアナことアナウンサーさんによる魂の実況が白々しく感じられるほど余裕のジャスティスマン
「ミーたちも間違っている。だけどお前たちの間違いも認め・・・」とまで口にしていた小うるさいテリーの頭を捉えてファイヤーマンズキャリーの体勢に抱え上げて「それはこの私に・・・まず勝ってから言うべきことだな」とそのままデスバレーボムでテリーの頭部を強烈に叩きつける
「ジャッジメントウィンドミル 」も「ジャッジメント・ペナルティ」もしっかり温存するジャスティスマン
そしてついにジャスティスマンは最強のカードを出す・・・
「さぁここからが潮時だな。最後の裁きの技へといこううか」とテリーマンに「死刑宣告」を下し、テリーの両足を掴んだまま宙に放り投げ自らもジャンプする・・・
空中でテリーマンの両足をフロント(リバース)・インディアンデスロックに捉える
もう間違いなく完璧・陸式(パーフェクト・シックス)奥義「ジャッジメント・ペナルティ」の体勢です
キン肉マンは「テリーマン逃げろ!その技だけはなんとしても避けるんじゃ!そうでないと・・・そうでないとお前まで・・・!」と泣き喚きます
それを見て「王子!」と叱責とも同情ともどっちともつかない合いの手を入れるアレキサンドリア・ミート
しかしこの「ジャッジメント・ペナルティ」は一度技の体勢に入ったら脱出不可能とジャスティスマン自らアシュラマン戦で口にしていた技・・・
ダメだこりゃ
「さぁ判決の時だ!覚悟するがいい!完璧・陸式(パーフェクトシックス)奥義!ジャッジメント・ペナルティーッ!!!」と絶叫しながらテリーマンの顔をアイアンクローでとらえたジャスティスマン
あとはこのまま後頭部を硬い石のリングに叩きつけるだけ
キン肉マンは「逃げろテリー!」と泣き喚く
しかしテリーマンは「・・・」と無言の沈黙・・・
いよいよこの試合のクライマックスを迎えた所で今回は終わり
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お!
これはまだわからないかもしれないぞ
結局回の跨ぎ方なんだよね
これが技がさく裂したところで追わればジャスティスマンの勝ちでほぼ決まり
ただこれは落下途中で次回へ持ち越した
ラーメンマンが九龍城落地(ガウロンセンドロップ)でネメシスを仕留めそこなったのと逆パターンだ
逆にアシュラマンVSジャスティスマンの時も最後はこのジャッジメントペナルティで決まったが、
回を跨がずにその回の最後にマット(この試合は明らかに石じゃなく、技の威力・衝撃もあるんだろがフワフワフカフカのマットみたいで大きくメリ込んでる)に叩きつけられ、残った4本の腕が粉々に砕け散るというわけのわからない現象まで発生し、その回の終わりの時点でアシュラマンの敗北がほぼ確定的に描かれている
しかし今回はまだ「技の途中」
つまり「続きがある」可能性は高い
さらに意味深なテリーマンの「・・・」
これは何かある
単に観念して念仏と辞世の句をブツクサつぶやいているだけかもしれないけど(笑)
それとテリーマンは確かに「矢尽き刀折れ」た状態だけどまだ「発光現象」が起きていない
それはあのスターエンブレムの発光がそれだと考えることもできるがやはり違うと思う
全身をオーラのように包む発光なんだ
アイドル超人の多く、そして悪魔超人であるバッファローマンやアシュラマンでさえ現れた現象がテリーマンだけ発生しないのもおかしい
次の試合のブロッケンJr.もおそらく発生するであろう現象だ
これがまだテリーマンは「温存」できている
ジャスティスマンは最大のカードをここで切ったことで、これを凌がれたら結構苦しくなるのでは
とは言えテリーも全ての技を使いきっている
ブレーンバスターやテキサスコンドルキック(フェイクでは使ったけど)はまだ残ってるがそんな「チンケな」技でどうにかなる相手じゃあないのは誰の目にも明らか
ここでテリーマンがとんでもない新技でも出せればテリーマン勝利の可能性も一気に出てくるが、おそらくゆでたまご先生の信念としてテリーマンにはプロレスの域を出ない技は使わせないという考えがあるように思えるから、出すとすればプロレス内の技しかないのかもしれない・・・
ただ、中井義則先生のお気に入りキャラでもあるテリーマン
この技でKO及び敗死でははっきり言って「惨敗」である
テリーマンを勝たせるか、それともテリーらしく引き分けに持ち込むなどの展開までイくかイかないか、仮にイかなくても、テリーマン初のKO負け(あるいは敗死)を描くのであればそれなりにジャスティスマンを追い詰めてからでなければこれだけのキャラの格を落とすことになるわけで、それは避けたい意思もあるのでは
まして「超人総選挙2015」でもトップ10入りに返り咲いて人気復活傾向もある上に年末にはフィギュアも出る
そもそもテリーマンはシングルならキン肉マンと互角なんだと嶋田先生がケンコバとのトークショーで言ってたし、実際幻の初対決やらガチンコスパーリングやら第三回超人オリンピック(テキサス・ハリケーン)やら常にキン肉マン最大の相手みたいな位置づけにある超人だ
それほどの超人を無様に負けさせるとは考えにくい
大きな勝利も描かれる事もなくある意味不遇のキャラでもあるが完敗・KO負けということもほぼなかった超人で死亡したこともほぼない超人だ
それにしてもこんだけ絶望的な状況から逆転勝ちでもしたらすごい奇跡だしそれはもうとても感動的な展開にはなるよね
テリーマンというキャラクターの株も人気も一気に上げることができるだろうし
ただジャスティスマンほどの強キャラを生み出すのも大変な作業だろうしここで消すのも辛い側面もある
どっちも得難いキャラなんだよなぁ
でもここまできたらテリーマンの奇跡の大逆転劇を見せてくれた方が読者はストレートに喜ぶだろう
強敵は・・・また作ればいいさ
いざとなったらジ・オメガマンをパワーアップして復活させて再登場させてもいいし
パワーアップさせなくても十分強いキャラだったけど
でも95万パワーのキン肉マンに瞬殺されてるんだよな・・・
でもカメハメ100殺法習得後だし
それにマッスル・スパーク完成系もあったからなぁ
でも並の敵ならテリーマンの逆転勝利決定的と言えるけどジャスティスマンは化け物だからまだわからないな
だけどバッファローマンとガンマンの試合もそんな感じでほとんど有効打がないまま終始苦戦し続け、最後の「ハリケーン・ギガブラスター」一発だけで試合をキメてブッ殺しちまったようなもんだよなあれ
思えばあれも今回とは違って最後に技が決まってガンマンのエルクホルンが粉々になるほぼバッファローマンの勝利が決定的な所まで描かれたし、その後のラーメンマンVSネメシスもネメシスの偽・マッスルスパークが決まったところまで描かれたけど、それらと違って今回はまだ「技の途中」だしキン肉マンの絶叫も伏線?
とにかくもう今回でテリーマンの敗北まで描かれると思ってたから予想外の「続き」がありそうな予感にちょっとかなりめちゃくちゃワクワクしている
つってもそのまんまズガーンと後頭部そのまんま叩きつけられて敗北とかだったらコントだけど(笑)
そしてアシュラマンみたいに生死がわからないまま9ヶ月以上放置とかね
でもあの段階で次回持ち越したならほぼ確実に「何か」はある
「発光」もまだ温存できてるし「・・・」もあるし
そういやナツコ出てこないよね
翔(と)んでるナツコ
水道橋(東京ドーム)から国立の最寄り駅である信濃町でも千駄ヶ谷でもそんな時間かからないだろうに
フィアンセが命をかけて闘ってんだから見に来てあげないと・・・
そういやよぅ、「翔んでるナツコ」のアニメ版(4話の前半パート)は妙にほっこりするストーリーなわけよ
ナツコの可愛らしさ、与作さんが作った大盛牛丼の「マンガ盛り」状態の白飯に対する肉の少なさ・うすっぺらさ、テリーマンのキザさ、イワオの弱さ、そしてわざわざ「お星さま」を出してくれるミートくんの健気さ
最後にキン肉マンとミートくんが仲良く夕日を眺めるラストとかすごくいい表情してるわけよ(笑)
アニメ版は原作にない良さを引き出す事も多いよね
でも五分刈りの旦那だけはカンベンな!
五分刈りの旦那やコニタのウザさはともかく、次回は相当いアツい展開が期待できそう
今からもう・・・たまりません
キン肉マン 週プレ最新作 第148話 「盤石なる仇敵!!」の巻 感想(あらすじネタバレ含む)は以上
次回は11月9日発売です

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